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災害派遣活動報告 ~4~

これが最後です。

正直、自分が五感で感じたものを文章にしきれていないもどかしさがあります。
ここからは、感じたことを素直になるべく素直に、たくさん書いていこうと思います。


当時、震災から1ヶ月。
心理学的には幻滅期。
現実が見えてきて、怒りや絶望が沸いてくる時期。
そして、そんな感情の渦に疲れ切った人たちの顔。

海側はまさに壊滅状態。
建物があった形跡、鉄筋や土台だけがかろうじて残っている。
未だ捜索やガレキの撤去が続く。それを見守る人。

土砂や建材が何キロも先まで流れ着いている。
津波がどこまで来たのかがわかる。

テレビに映りきらないたくさんの悲しみが見える。
それはガレキの一つ一つに宿っている。

巡回中、卒業証書を入れるような筒が道に落ちていた。
その時はそれを誰にも言えずにいた。
翌日の巡回の時に運転手さんや同行の医師にお願いしてその場所まで連れて行ってもらった。
中身は入っていなかった。筒にも学校名も何も書いてなかった。
あの筒にも、悲しみが宿ってた。
持ち主の元に帰ってるといいな…。

あの景色を、あの悲しみの一つ一つを、私は忘れることはないだろう。



メンタルケアの必要性を感じる場面はたくさんあった。
もっと精神科を、そのケアを知ってほしい。
欲を言えばその必要性ももっと知ってほしい。
きっと力になれる。

実際にケアできたかといわれれば、色んな大人の事情で出来ないこともあった。
実際に何が出来たのか、いつまでも葛藤が消えることもない。

「大丈夫」なんて言えない。
「頑張って」なんて言えない。
気持ちをわかれなくてごめんなさい。


でも私はあの人のことを絶対に忘れない。
今もきっと悲しんでる。
でも、私が忘れない限り一人じゃない。

力になれるって言いながら私には何も出来ないけど、忘れないでいる。
それだけで少し心が楽になれるでしょうか。
少しだけでも、お手伝いが出来たでしょうか。



さて…。
私が今回、なぜ報告を書こうと思ったのかここまで読んでくださってわかったと思います。
一つは、震災のことを忘れないでいてほしいということ。
テレビでは伝わらない状況が少しでも伝われば幸いです。
正直、それによって辛い思いをする人もいたかもしれません。
そういう人は半分くらい読んでください。
でも、やっぱりそれも忘れないでください。
「忘れないでいる」という支援の力を、私は信じています。


もう一つは、精神科のケアとその必要性を知ってほしいということです。
これは震災に限ったことではありません。
いつも会う人に、心が許す限りまたはちょっとだけ努力して、優しくしてあげてください。
それも立派なケアですから。



いよいよ終わりに近づいてきました。
これを書くのに1ヶ月かかりました。
書きながら何度も何度も追体験がやってきて、涙が出たり夢に出たりしました。正直辛かったです。
先に書いた理由もありましたが、それは使命感と言うほどでもありませんでした。
もっと良い文章をもっと前に書いた人がもっとたくさんいたはずですから。

これは、この派遣に際して私を支えてくれた人への感謝の形です。

いつもそばで支えてくれたナオ。
声をかけてくれた同僚。
色んなつながりの友人。

本当にありがとう。


これからも自分に出来る支援を続けます。
そして大切な人をもっと大切にします。

最後まで読んでいただいてありがとう。
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